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【現役史学科生がおすすめ】ゼロから独学で日本史を得意科目にする勉強法・参考書集

・日本史の偏差値50を超えたい
・論述試験対策のコツ
・勉強法が分からない
・日本史の独学でおすすめの参考書が知りたい

今回はこうした悩みや疑問を解消していきます。

 

日本史受験は暗記した者勝ちと言われていますが、それは正しくありません。

なぜなら自分が目指す大学の問題傾向をチェックしないと、暗記だけでは頭打ちしてしまうから。

 

そこで今回は、レベル別のおすすめ学習法とそれに見合った参考書を解説しています。

 

この記事を読めば、正しい勉強法で着実にステップアップすることができます。

 

本記事の内容

  • 日本史の受験勉強の大前提
  • 偏差値50を超えるための勉強法と参考書
  • 偏差値51-65を達成するための勉強法と参考書
  • 偏差値65以上を出すための勉強法と参考書

私について

  • 大学の現役史学科生
  • 世界史と日本史の二刀流
  • 東大模試で日本史偏差値70,3
  • 日本史センター満点

日本史の受験勉強の大前提

これから勉強を始める人も、ある程度勉強が進んでいる人も覚えておいてほしいことがあります。

 

それは、「日本史の問題は教科書の範囲からしか出ない」ということ。

 

東大の日本史でも、教科書の内容を十分理解していれば解ける問題ばかりです。

 

教科書から外れた内容は絶対に出ません

 

難関大学を目指す人にありがちなのが、教科書にも書かれていないような重箱の隅をつつくような用語をどんどん覚えようとすること。

 

これはあまり意味がないのでやめましょう。

 

世界史や日本史の問題の難易度は、問われている用語のマニアックさではなく、問題の切り込み方にあるのです。

 

難関大が受験生に求めているのは、「どれだけマニアックな用語を覚えているか」ではなく「どれだけ幅広い観点から正解を導き出し、自分の言葉でまとめられるか」という部分です。

 

これをしっかり頭に入れておけば、まちがった勉強をせずに効率的に成績を上げることができます。

 

これから受験を控えている人は、ぜひ覚えておいてください!

 

 

レベル①:まずは偏差値50を目指す

このレベルの人は、基本的な用語の知識量や通史の勉強がまだ不十分なので、目指すべきことは次の2点です。

 

  1. 大まかな日本史の流れをつかむ
  2. 基本的な用語や年号を確実に覚える

 

偏差値50超えを目指すにはまず、基本的な用語と大まかに歴史の流れをつかむ「通史」の勉強をしましょう。

 

日本史はやればやるほど、成果がすぐ点数に現れる科目なので、頑張りましょう!

 

 

レベル①の問題例

偏差値50超えをするためには解けるようになるべき問題を作ってみたので、やってみてください。

【問題①】

承和の変で密告により失脚させられた人物2名は誰か。

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橘逸勢・伴健岑

【問題②】

室町時代に大量に輸入された明銭で、一般敵に流通した貨幣は何か。

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永楽通宝

【問題③】

伊東博文が初代議長となった、1888年創設の天皇の最高諮問機関は何か。

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枢密院

 

こうした基本的な問題を確実に解けるようになるために読むべき参考書を紹介します。

 

 

日本史B講義の実況中継①-⑤

この本のポイント

  1. 国や地域ごとに整理されている
  2. 情報量が多く、初学者から難関私大志望者まで活用できる
  3. 会話調の文章だから、教科書特有の”堅さ”がなくて読み進めやすい

多くの受験生から支持を集める解説書。

 

通史はこのシリーズで学習すれば、知識量としては難関私大の合格ラインに十分届きます

 

まさに初学者から難関私大まで、幅広い層に適した解説書です。

 

日本史用語集

この本のポイント

  1. 入試に登場する用語のほぼ全てを網羅している
  2. 各出版社の教科書掲載数が書かれているため、優先順位をつけて勉強できる

 

難関私大や国公立二次など、入試で出題される用語のほとんどを網羅しているため、分からない用語に出会ったらまずは「用語集」を引く習慣をつけましょう。

 

 

日本史Bセンター過去問

この本のポイント

  1. センター試験全回の過去問
  2. 解答・解説が丁寧で情報量もそれなりに多い

言わずと知れた赤本です。

 

偏差値50を目指している段階でもう過去問やるの?!

と思うかもしれませんが、そもそも過去問は最後の仕上げでやるものではありません

 

  • 自分が解けるようになるべき問題レベル
  • 志望大の出題傾向

これらをあらかじめ調べた上で自分の目標を明確にするのが、受験勉強の鉄則。

 

センター試験の用語問題は全然難しくないので、極端な話出題範囲によっては、一朝一夕でもそこそこ取れてしまう時もあります。

 

そういった点も含めて、問題傾向と現在の自分の学力とのギャップを把握するために、一通り通史の勉強が終わったら、すぐにセンター過去問を解いてみましょう。

 

 

レベル②:偏差値50-65(GMARCH)

このレベルの人は、基本的な用語は暗記できていると思うので、目指すべきことは次の2点です。

  1. 丸暗記から卒業して「歴史の因果関係」を理解する
  2. たくさん問題を解く中で、足りない知識の補強をする

 

GMARCHや関関同立の合格ラインを突破するには、丸暗記だけだと必ず頭打ちしてしまいます

 

平均レベルから抜け出すには、

  • なぜその出来事が起きたのか【要因】
  • どうしてそういう結末になったのか【結果】

というストーリー(因果関係)を確実に理解する必要があります

 

レベル②の問題例

例えば、こういう問題があったとします。

【問題】

日本初の武家政権を発足させた鎌倉幕府の初代将軍は誰か。

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源頼朝

 

おそらく小学生でも解ける問題かも

 

ではこんな問題はどうでしょう。

 

【問題】

摂関政治体制だった平安時代から一転し、武士が実権を握り台頭していった歴史的背景を述べよ。

 

これがまさに「歴史のなぜ」が問われた問題です。

貴族政治から武士の台頭に転じた時代背景やその因果関係を理解していないと、この問題の答えは導き出せません。

 

この問題を解くには、この辺りのことを理解しておく必要があります。

  • 開発領主たちが自分の荘園を国司らから守るために護衛を雇う
  • 当時の武士たちは軍事力はあっても経済力がなかった
  • 院政時代になると、国の中枢に武士の影響力が及び始める
  • 軍事力と経済力を兼ね備えた武家が台頭するように
  • 貴族と武士の力関係が逆転

 

こういった歴史の真理や仕組みを前提として理解できているか、これが周りと差をつけるポイントです。

 

そうした問題が解けるようになるために読むべき参考書を紹介します。

 

詳説 日本史研究

この本のポイント

  1. 教科書よりも一歩踏み込んだレベル高めの解説書
  2. 教科書だけでは不十分だと感じた人向け
  3. 圧倒的ボリューム
  4. ページ構成が教科書に準拠している

 

教科書だけでは不十分な部分をもれなく補ってくれる、圧倒的な情報量です。

 

難関私大ならこれでほぼ網羅できます。

 

一方で情報量がとにかく多いので、自分のレベルや志望大学の出題傾向に合わせて、情報の取捨選択をする必要はあると思います。

 

 

図説日本史通覧

この本のポイント

  1. ビジュアルで楽しく学べる
  2. 史料問題の対策になる
  3. かゆい所に手が届く絶妙な情報が満載

 

入試に出される問題は、文字だけとは限りません。

 

史料問題や文化史に対応するためには、ビジュアル情報がマスト。

 

 

日本史B一問一答

この本のポイント

  1. 用語問題はこれ一冊を完璧にすれば大丈夫
  2. 一つ一つの問題文がキーフレーズになっている
  3. 難関私大から国公立まで志望大に合わせた学習ができる

 

一問一答は世界史受験者のマストアイテムです。

 

複数の一問一答をやるより、一冊を完璧にすることを目指した方が確実に定着します。

 

一問一答は基本的に用語を聞かれるだけの単純な形式ですが、問題文自体がキーフレーズになっているため、記述対策に活用できるのが、とても便利なところ。

 

 

レベル③:偏差値65以上(旧帝大・早慶上理)

このレベルの人は用語は十分に覚えていて、歴史の因果関係もしっかり理解できていると思うので、目指すべきことは次の2点です。

  1. 多読多解で論述問題に慣れる
  2. 自分の言葉で歴史を要約する

 

この段階になると、用語の暗記は重箱の隅をつつくレベルになるので、因果関係をしっかり理解することに注力した方が、点数が伸びやすくなります

 

レベル③の問題例

【問題①】

592年、推古天皇は( ① )で即位し、( ② )に遷都した。

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①豊浦宮 ②小墾田宮

【問題②】

禁中並公家諸法度に連盟したのは、( ① )( ② )( ③ )の3名である。

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①徳川家康 ②徳川秀忠 ③二条昭実

 

 

実力をつける日本史100題

この本のポイント

  1. 十分すぎる量の解説
  2. 難関私大の記述試験対策の仕上げとしてピッタリ
  3. 旧帝大の論述試験対策の足がかりにもなる
  4. 記述問題に慣れるための問題が目白押し

 

難関私大の記述問題対策がしたいという人にはピッタリです。

 

タイトル通り、レベルの高い100題を解けるので、解説と合わせてしっかり読み込むことで、不足していた知識量を補えます。

 

 

早稲田大学入試対策用日本史問題集

この本のポイント

  1. 早稲田の過去問に準拠した難易度の高い論述問題が解ける
  2. 高難度の用語問題もできる
  3. 解説が非常に丁寧かつレベルが高い

 

早稲田を志望していない人でも、旧帝大レベルの問題対策として解いておくべき一冊です。

 

早稲田の世界史は論述問題の難易度が高く用語問題に関しては重箱の隅をつつくようなレベルのものが問われることも少なくありません。

 

そのためこの問題が解けるようになれば、ほとんどの難関大の合格ラインに達します。

 

論述する上での書き方のフェーズも解説されているので、因果関係をおさらいしながら問題演習ができる良著です。

 

 

東大の日本史27ヶ年

この本のポイント

  1. 旧帝大の世界史で確実に合格ラインを取りたい人向け
  2. 日本史学習の総仕上げ
  3. 多角的な観点から切り込まれた出題に解答する練習になる

 

難易度の高い、日本史における体系的な知識が問われます。

 

難関私大であれば正直ここまで問われないので、他の科目に時間を割くことをオススメしますが、確実に高得点を取りたいというならやってみましょう。

(ただし立命館や同志社、学習院志望の人はぜひやってほしい)

 

最強の勉強法:逆一問一答とは

日本史で重要な「因果関係」や「用語説明」に強くなるためにおすすめの勉強法が、「逆一問一答」です。

 

例えば一問一答というのは、以下のようなシンプルな問題ですよね。

【問題①】

西文氏の祖となった( ① )は、論語や( ② )といった儒教の経典をもたらした。

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①王仁 ②千字文

【問題②】

724年、大野東人が蝦夷を支配するため、東北地方に設置した施設名は何か。

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多賀城

【問題③】

自由民主党初の総裁公選で総裁に選出され、傾斜生産方式を採用した内閣総理大臣が誰か。

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石橋湛山

 

一方の「逆一問一答」は、用語を見てそれを自力で解説することです。

もう少し言うと、与えあられた用語から、どれだけ要素を連想できるかチェックするものでもあります。

 

例えば、先ほどの問題を逆一問一答形式でやるとこうなります。

【問題①】

王仁という人物について説明せよ

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論語や千字文などの儒教の経典を日本にもたらし、西文氏の祖となった。

【問題②】

多賀城の役割とは

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古代東北地方の蝦夷を支配するための施設で、鎮守府などの役所が設置されていた。

【問題③】

石橋湛山内閣の事績について

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自由民主党初の総裁公選で総裁に選出され、傾斜生産方式を採用するも、首相の病により2ヶ月で総辞職し、短命に終わる。

 

こうして逆一問一答の練習を重ねることで、丸暗記から卒業することができ、横のつながりを把握しながら頭に定着させることができます。

 

二次試験では記述・論述を課す大学も多いので、自身の志望大学が記述式だという人は、ぜひチャレンジしてほしい勉強法です。

 

 

受験生の皆さん、頑張ってください!

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