【世界遺産検定の勉強法】マイスター直伝!10個の登録基準を効率的に覚える方法

こんにちは、かりーむです。

 

現在、世界遺産アカデミー認定講師になるために勉強をしている自分は、世界遺産や世界史がオタクレベルで大好きです。

そこで今回は世界遺産検定全般で出題される「登録基準」の理解の仕方、覚え方について世界遺産検定マイスターとしてお話します。

この記事で分かること
  1. 世界遺産の登録基準の効率的な覚え方
  2. マイスター直伝の勉強法

登録基準の覚え方

世界遺産検定の勉強をするうえで欠かせないのが登録基準ですが、これを覚えるのに苦労しているという人は多いのではないでしょうか?

 

覚えるコツは「自分の言葉でかみ砕いて考える」ことです。

どういうことか、具体例を出します。

登録基準Ⅰ

【登録基準Ⅰ】

人類の創造的資質を示す傑作

「登録基準Ⅰ」はこのように定義されていますが、これだけだと「創造的資質ってなに?」と思いませんか。

よく分からないまま、「この物件は登録基準Ⅰで登録されてんだな〜」なんてただ丸暗記してもほとんど意味がありません

 

このままだと抽象的で難しいので、ぼくは「登録基準Ⅰ」の定義をこう置き換えました。

【登録基準Ⅰ】

それを見た人たちが思わず「おお~」と感動するような遺産

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「ピラミッド」(エジプト)
  • 「マチュピチュ」(ペルー)
  • 「シドニーのオペラハウス」(オーストラリア)
  • 「ケルン大聖堂」(ドイツ)
  • 「姫路城」(日本)
  • 「ベルサイユ宮殿」(フランス)
  • 「タージ・マハル」(インド)

などが「登録基準Ⅰ」を満たしています。

「ザ・世界遺産」って感じの有名な観光名所のほとんどが名を連ねていることが分かりますね!

「だれもが見たら『おお~』と感動するのが、登録基準Ⅰ」。

グッとイメージしやすくなったのではないでしょうか。

 

ではここで試しに問題です。

「登録基準Ⅰ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「アウシュビッツ強制収容所」(ポーランド)

②「ナスカの地上絵」(ペルー)

③「石見銀銀山遺跡」(日本)
④「万里の長城」(中国)
⑤「ペトラ遺跡」(ヨルダン)

 

正解

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②「ナスカの地上絵」 ④「万里の長城 」⑤「ペトラ遺跡」

正解できましたか?

こうやって正解を見ると、「誰もが思わず感動する遺産=登録基準Ⅰ」という考え方に納得できると思います!

かりーむ
かりーむ
ぼく自身「ナスカの地上絵」も「ペトラ遺跡」も生で見たときに感動しました。

 

この要領で他の登録基準についても考えていきましょう!

登録基準Ⅱ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅱ】

建築や技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すもの。

…よく分かりませんな。

これだけだとイメージが湧きにくいですね…。

 

ではもっと簡単に言い換えてみましょう。

「世界の文化圏内」という言葉が分かりにくかったので、「登録基準Ⅱ」の定義をこう置き換えました。

【登録基準Ⅱ】

「異なる文化同士が出会ったことで生まれた遺産」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「エルサレム旧市街」(エルサレム)
  • 「イスタンブールの歴史地区」(トルコ)
  • 「カステル・デル・モンテ」(スペイン)
  • 「カルタゴの考古遺跡」(チュニジア)
  • 「ポトシの市街」(ボリビア)

などが「登録基準Ⅱ」を満たしています。

 

MEMO

「ポトシの市街」(ボリビア)にはメスティソ様式の施設がいくつも残っている。

「メスティソ様式」とは、スペインバロック様式と先住民文化が融合して生まれた建築様式

異なる二つの文化が出会わなければ、「メスティソ様式」という文化は生まれなかった。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅱ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「古都奈良の文化財」(日本)

②「白川郷」(日本)

③「モンバサのフォートジーザス」(ケニア)
④「モレリアの歴史地区」(メキシコ)
⑤「オリンダの歴史地区」(ブラジル)

 

正解

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①「古都奈良の文化財」③「モンバサのフォートジーザス」④「モレリアの歴史地区」⑤「オリンダの歴史地区」

正解できましたか?

 

MEMO
南米やアフリカの旧植民都市は、本国の文化と現住文化が融合するケースが多く、「登録基準Ⅱ」を満たしている遺産が多い。

 

登録基準Ⅲ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅲ】

現存する、あるいは消滅した文化的伝統または文明の存在に関する独特な証拠を伝えるもの。

そのまま言い換えれば、「文明や時代の証拠を示す遺産」のことを指しています。

 

定義文を読むと、なんとなく「歴史的価値の高い遺産が登録基準Ⅲだ」と言えそうですが、それだけだと他の登録基準と大して変わらない気もしますね。

 

ではもっと簡単に言い換えてみましょう。

「独特な証拠」という言葉がピンと来なかったので、「登録基準Ⅲ」の定義をこう置き換えました。

【登録基準Ⅲ

「先人たちが築いた文明や痕跡を今に伝える遺産」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • カステル・デル・モンテ(スペイン)
  • アテネのアクロポリス(ギリシャ)
  • タフテ・ソレイマーン(イラン)
  • パガン遺跡群(ミャンマー)

などが「登録基準Ⅲ」を満たしています。

 

現存しているかどうかに関わらず、かつて存在した文明や国の様子や面影を今に伝える遺産が、「登録基準Ⅲ」として評価されます。

 

MEMO

ぼくたちは皆、これまで中学高校で歴史の授業を受けてきましたが、その歴史はどうして教科書に載っているのか。

それは「登録基準Ⅲ」で認められるような遺産が、その過去を現代に伝えているから

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅲ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「ゴアの聖堂と修道院」(インド)

②「メロエの考古遺跡」(スーダン)

③「ジェンネの旧市街」(マリ)
④「王立展示館とカールトン庭園」(オーストラリア)
⑤「自由の女神像」(アメリカ)

 

正解

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②「メロエの考古遺跡」③「ジェンネの旧市街」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅳ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅳ】

人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本。

 

建築技術や科学技術の発展を証明する遺産

建築技術ということは、すごい装飾が施された建物なら何でも世界遺産になるのか」、というとそれは違います

 

「登録基準Ⅳ」については建築技術というよりも、以下の考え方をした方が分かりやすいです!

【登録基準Ⅳ】

「その時代を動かすような事柄があったことを示す遺産」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「マサダ国立公園」(イスラエル)
  • 「パリのセーヌ河岸」(フランス)
  • 「古都京都の文化財」(日本)
  • 「サン・ルイ島」(セネガル)

などが「登録基準Ⅳ」を満たしています。

これらに共通するのは、各地域における一時代を築き上げた”きっかけ”や”過程”をうかがい知ることができる遺産であるということです。

・「マサダ国立公園」…ユダヤ戦争の最後の砦であり、陥落を機にディアスポラが始まった。

・「パリのセーヌ河岸」…言わずと知れたフランス革命の現場。

・「サン・ルイ島」…フランスによる奴隷貿易の盛んだった負の歴史の現場

MEMO

「古都京都の文化財」は平安時代という、貴族中心のまったく新しい時代を迎えたことを今に伝える。

加えて室町時代から戦乱の世へと変わる節目となった「応仁の乱」の痕跡も多々残されている。

ではここで問題です。

「登録基準Ⅳ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「バレッタの市街」(マルタ)

②「ロンドン塔」(イギリス)

③「フマユーン廟」(インド)
④「ロベン島」(南アフリカ)
⑤「ククの古代農耕遺跡」(パプアニューギニア)

 

正解

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②「ロンドン塔③「フマユーン廟」」⑤「ククの古代農耕遺跡」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅴ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅴ】

ある文化を代表する伝統的集落や土地、海上利用の顕著な見本。または取り返しのつかない変化の影響により危機に晒されている、人類と環境との交流を示す顕著な見本。

独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産

 

「登録基準Ⅴ」は字面の通りで分かりやすいですが、もう少し噛み砕くとこんな感じでしょう。

【登録基準Ⅴ】

「その環境を活かしながら人間が作り上げた景観」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「コルディリエーラ山脈の棚田」(フィリピン)
  • 「白川郷」(日本)
  • 「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石群」(トルコ)
  • 「マトボの丘群」(ジンバブエ)

などが「登録基準Ⅴ」を満たしています。

自然環境と人間の文化が共存することで、類まれなる一つの景観を生み出している点が評価されるのが「登録基準Ⅴ」です。

 

MEMO

「白川郷」では、山間部で暮らす人々の昔ながらの生活様式が今なお続けられていて、雪国ならではの合掌造りの建物と自然の景観が一つの文化を育んでいる。

自然の中に根付いた住居様式や生活習慣こそ、今なお生きる文化なのです。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅴ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「アルベロベッロ」(イタリア)

②「カトマンズの谷」(ネパール)

③「百済の歴史地区」(韓国)
④「ロロペニの遺跡群」(ブルキナファソ)
⑤「シーギリヤの古代遺跡」(スリランカ)

 

正解

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①「アルベロベッロ」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅵ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅵ】

顕著な普遍的価値をもつ出来事もしくは生きた伝統、または思想、信仰、芸術的、文学的所産と、直接または実質的関連のあるもの。

この基準は他の基準とあわせて用いられることが望ましい。

 

「登録基準Ⅵ」の難しいところは、定義の範囲が広いため、どの遺産にも当てはまりそうだということ。

かえって区別しにくいですね…。

 

でも実は「登録基準Ⅵ」は歴史マニアの感性や発想に一番近い考え方が定義されています。

【登録基準Ⅵ】

「歴史上の出来事が起こった現場」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「広島原爆ドーム」(日本)
  • 「バーミヤン渓谷の古代遺跡群」(アフガニスタン)
  • 「ベツレヘムの生誕教会と巡礼路」(パレスチナ)
  • 「ワルシャワの歴史地区」(ポーランド)
  • 「独立記念館」(アメリカ)

などが「登録基準Ⅵ」を満たしています。

 

MEMO

「登録基準Ⅵ」は遺産そのものに対しては、そこまでの価値を認めていない。

その遺産で「何が起こったか」、これが評価の基準になっている。

「他の基準とあわせて用いるのが望ましい」とされているのは、「登録基準Ⅵ」だけだと遺産そのものの価値は認められていないことになりかねないため

「広島原爆ドーム」は「登録基準Ⅵ」だけで世界遺産登録された、かなり珍しい物件です。

 

MEMO

「広島原爆ドーム」は、被爆前はただの産業奨励館だったが、原爆投下後も形を残したことで、「核兵器の恐ろしさを後世に伝える負の遺産」として世界中に知られることになった。

 

例えばアニメファンにとっての「聖地巡礼」は、「登録基準Ⅵ」とかなり発想が近いです。

岐阜県の飛騨古川駅は、映画『君の名は。』で登場したことで、ファンにとっての聖地となりました。

映画公開前は何の変哲もない、ただの小さな駅だったのに、映画の舞台になったことで一気に有名になりました。

「登録基準Ⅵ」に認められている世界遺産もまったく同じです!

 

そこで何が起きたのか、それが人類共通の貴重な財産であるのかどうか。

それを評価しているのが「登録基準Ⅵ」なのです。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅵ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「バチカン市国」(バチカン)

②「古都アユタヤ」(タイ)

③「厳島神社」(日本)
④「キトの市街」(エクアドル)
⑤「シュパイアの大聖堂」(ドイツ)

 

正解

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①「バチカン市国」③「厳島神社」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅶ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅶ】

ひときわ優れた自然美や美的重要性をもつ、類まれな自然現象や地域。

自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産

 

これは書かれていることそのままなので、一番分かりやすいかもしれません。

【登録基準Ⅶ】

「だれもが見てみたいと思う絶景や自然現象が見られる場所」

 

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「ナミブ砂漠」(ナミビア)
  • 「ロス・グラシアレス国立公園」(アルゼンチン)
  • 「イグアス国立公園」(ブラジル・アルゼンチン)
  • 「グランドキャニオン国立公園」(アメリカ)
  • 「グレートバリアリーフ」(オーストラリア)

 

などが「登録基準Ⅶ」を満たしています。

旅人や海外好きの人なら、一度は見てみたいと思うような場所の多くは、「登録基準Ⅶ」が認められています。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅶ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「武陵源」(中国)

②「ワッデン海」(ドイツ)

③「バイカル湖」(ロシア)
④「小笠原諸島」(日本)
⑤「フェニックス諸島」(キリバス)

 

正解

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①「武陵源」③「バイカル湖」⑤「フェニックス諸島」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅷ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅷ】

生命の進化の記録や地形形成における重要な地質学的過程、または地形学的・自然地理学的特徴を含む、地球の歴史の主要段階を示す顕著な見本。

地球の歴史の主要段階を証明する遺産

 

かなりお堅い文言ですね。

ぼくが定義を理解するのに一番苦戦したのが、この「登録基準Ⅷ」でした。

 

かみ砕きましょう。

【登録基準Ⅷ】

「地球や生き物がどうやって今のすがたになっていったのかを知ることができる場所」

 

具体的な世界遺産を例に挙げると、

  • 「オーストラリアのゴンドワナ雨林」(オーストラリア)
  • 「ハワイ火山国立公園」(アメリカ)
  • 「ダイナソール州立公園」(カナダ)
  • 「ワディ・アル・ヒタン」(エジプト)
  • 「ハ・ロン湾」(ベトナム)

 

などが「登録基準Ⅷ」を満たしています。

 

これらに共通するのは、

 

  1. 地球が生きていることを証明する自然現象の発生地であること
  2. かつて起きた地球の胎動の痕跡が残る
  3. 多くの化石等が発見されている

という点です。

そのため絶景ではない遺産も多くありますが、「登録基準Ⅷ」が認められた遺産は総じて、考古学的・生物学的価値が極めて高いものです。

MEMO
考古学的・生物学的価値は景観が美しいかどうかは関係ありません。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅷ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「W国立公園」(ニジェール)

②「知床」(日本)

③「シアン・カーン自然保護区」(メキシコ)
④「パパハナウモクアケア」(アメリカ)

⑤「イビサ島」(スペイン)

 

正解

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④「パパハナウモクアケア」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅸ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅸ】

陸上や淡水域、沿岸、海洋の生態系、また動植物群集の進化、発展において重要な、現在進行中の生態学的・生物学的過程を代表する顕著な見本。

動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産

 

「生態系」が最も重要なポイントである「登録基準Ⅸ」は、一言でまとめると、以下のようになります。

【登録基準Ⅸ】

「動植物による類まれな生態系が育まれている地域」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

 

  • 「リオ・プラタノ生物圏保護地域」(ホンジュラス)
  • 「タスマニア原生地帯」(オーストラリア)
  • 「ンゴロンゴロ自然保護区」(タンザニア)
  • 「屋久島」(日本)

 

などが「登録基準Ⅸ」を満たしています。

 

これらの地域には多種多様な動植物が生息していて、その中で食物連鎖や共存という形の生態系が作られているのです。

それは決してありふれたものではなく、その地域ならではの生態系

だからこそ世界自然遺産として認められるのです。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅸ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「マチュピチュ」(ペルー)

②「東レンネル」(ソロモン諸島)

③「コモド国立公園」(インドネシア)
④「セレンゲティ国立公園」(タンザニア)
⑤「アツィナナナの熱帯雨林」(マダガスカル)

 

正解

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①「マチュピチュ」②「東レンネル」⑤「アツィナナナの熱帯雨林」

正解できましたか?

 

登録基準Ⅹ

世界遺産委員会による公式の定義は以下の通り。

【登録基準Ⅹ】

絶滅の恐れのある、学術上・保全上顕著な普遍的価値をもつ野生種の生息域を含む、生物多様性の保全のために最も重要かつ代表的な自然生息域。

絶滅危惧種の生息域で、生物多様性を示す遺産

 

これは分かりやすい!

でもまずは噛み砕きましょう。

【登録基準Ⅹ】

「絶滅危惧種の動植物が生息している特に稀有な地域」

具体的な世界遺産を例に挙げると、

 

  • 「コモド国立公園」(インドネシア)
  • 「ソコトラ島」(イエメン)
  • 「ガラパゴス諸島」(エクアドル)
  • 「知床」(日本)

などが「登録基準Ⅹ」を満たしています。

レッドリストに登録されている絶滅危惧種が生息していて、なおかつ無二のものであれば、それは世界で保護すべき保全地域として登録されるのです。

 

ではここで問題です。

「登録基準Ⅹ」を満たした世界遺産を全て選んでください。

①「新疆天山」(中国)

②「ココス島国立公園」(コスタリカ)

③「ニューカレドニア」(フランス)
④「イルリサット・アイスフィヨルド」(デンマーク)
⑤「キリマンジャロ国立公園」(タンザニア)

 

正解

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②「ココス島国立公園」③「ニューカレドニア」

正解できましたか?

 

まとめ

登録基準はどうしても覚えにくいところがありますが、ここで大切なのは「覚えようとせず、理解することに努めること」です!

基準の理屈さえ理解してしまえば、遺産を見ただけで「推測」もしながら考えていくことができます

 

世界遺産は勉強すればするほど、奥が深く味わいのあるものなので、みなさんもぜひ「知の森」へ迷い込んでみましょう!

 

それではまた。